ライブドアショック!でも、騒ぐほど意外だった?? | 現役立教大生が酒に溺れるブログ・・・でした

ライブドアショック!でも、騒ぐほど意外だった??

風邪も治り、やっとこさレポートも終わったものの、毎日朝から夕までバイトでヒィヒィ言ってます 


その割には金はたまんないんだよなぁ なぜだろう


世間ではライブドアの件で連日持ちきりですね ライブドアだけの問題だけじゃなく、日経平均は大幅な下落で経済的にも大打撃 大変な事件ですな


ホリエモンのことについては以前にも記事 やコメントで書いていた通りの印象を持ってたんで、いつかはこうなる日が来るだろうと思ってましたが、思ってたよりずっと早かったなというのが第一印象です


最近世間を騒がしているあの件にかぶせるようにこういったことがあったんで、なんらかの意図を感じなくもないですけどね


今回の偽装事件についてのニュース報道を見たり新聞を読んでいて、ふと以前に見たNHKのエンデの遺言を思い出した (興味のある人は→をクリックしてみてください


ミヒャエル・エンデはネバーエンディングストーリーやモモで有名ですね


あまり知られていないのですが、彼は自らの死の前に現代の貨幣経済の危さについて警鐘をならしていたんです 貨幣の実際の価値と市場での価値の相違についてのね


彼の主張によると:


本来貨幣は人がモノを交換する際に、現物がなくても手軽に交換できるようにつくられたものでモノと等価値だったのだけど、それが預金をしたりする様になって元のお金に利子がつくようになった


その利子が膨らむことによって貨幣は等価値のモノより実体は利子の分だけ計算が合わないという


このつじつまの合わない部分によって第三国の人や自然が被害を被っているようです


この貨幣の流通で形成された経済は成長が義務付けられていて、その実非常に脆い存在で近いうちに破滅を迎えることが計算で出されているという


ライブドアの件は粉飾決算や風説の流布によって株価をつりあげようとしておこったわけですが、市場を意図的に操作して実際の価値と異なる株をめぐるやり取りによっておこった経済のパニックは実体の伴わない貨幣の恐ろしさや危さの一端を垣間見たようで怖くなりました バブルの崩壊の時はこの比ではない衝撃だったのでしょうが・・・・・・


経済って本来貨幣や物資をうまく流通させて人の生活をよくするためにあるはずなのに、その立場が完全に逆になっているように感じます


経済競争のために朝早くから深夜まで労働しなければならなかったり、経済の動向によって会社があっという間に潰れて仕事を失ったり、財産を失ったりetc


映画のマトリックスの世界は現実世界だと思っていた世界が、実は機械によって見せられている仮想世界で、人間は機械のエネルギーでしかないという空想の世界だけど、我々が生きている世界もこのマトリックスの世界と大差はないように感じる 


自分達の生活を便利にするために生み出したものに逆に支配されていると言う点でね


この呪縛から解き放たれるには、経済学といった観点だけで経済を考えるのではなくて、貨幣というものがどうあるべきかというものを根本的に考え直さなくてはいけないと思う


経済学というものを国語辞典で調べてみると:


人間社会の経済現象、特に、財貨・サービス の生産・交換・消費の法則を研究する学問 法則を抽出する理論経済学、理論の応用である政策学、経済現象を史的に捉える経済史学に大別される


とあります


つまり、経済現象の法則を解き明かすというが目的で、本来経済が我々にとってどのようなモノであるべきか、どのような仕組みをつくることが最善なのかといったことは考えない


アダムスミスは経済学の父であると言われるけど、アダムスミスの時代には経済学なんてものはそもそもなかった


今でいう経済学は彼らでいう道徳哲学の中の一分野に過ぎなかった 


哲学、政治学、倫理学とかいったものとひっくるめて経済というものが論じられてたわけですね 


経済って単純に数式だけで実体が掴めるものではなくて、社会のいろいろな影響を受けて成立しているものだと思う そういった意味では昔の道徳哲学というのは、ごちゃ混ぜの非効率的な学問ではなくて、実際の問題を解決するのに適した形の学問だったんだろうね


今でいうと社会学かな せっかく社会学部に在籍してるんだからもっとこういうことを突き詰める勉強をすればよかったと卒業間近になって切に思います 1年生の頃に戻りたいよ~ぁ~~~~